February 28, 2006
「ラブドガン」76点。
ラブドガン久しぶりに、この手の映画を見たような気がする。
でも、見てよかった。
「殺し屋のこだわり」と「両親を失った少女の自暴自棄」がだんだん重なっていく。
人が成長していく過程で、当たり前に周辺にあるはずのものがない。
赤い拳銃を親の形見とし、殺しの道具とする殺し屋は平均的な人間の感覚が少し少な
い。素直で正直で優しさがあるが、拳銃に依存しすぎで余裕がない。
不思議な男。
少女は、強気な態度だけど心の穴はブラックホールで、何もかもが嫌。
淡々と描いたと思うと、舞台でのトリッキーな演出をしてみたり。不規則なリズムが
だんだん癖になっていくから不思議だ。
少女が殺し屋と出会って、変わるところが印象に残る。
少し前向きになった。気分が楽になった。
そんな、不確かな感覚がこの映画の一番の特徴。

*Rose ウォーター*
主演の永瀬正敏、宮崎あおい。
この二人の存在感が、本当に素晴らしい。
台詞や仕草、役になりきっているし乗り移っている。特に永瀬正敏。
永瀬正敏のこの映画の不思議な不確かな部分の全てを演じることで担っている感じ。
改めて、すごいよ永瀬正敏。最高の映画俳優の一人であることは間違いない。
ツクモ
宮崎あおいは、全てに迷いがない演技。目線一つで説得力を作っている感じ。
映画女優だな。今度朝ドラにでるけど。
見たあと、質のいい詩集を読んだあとのように爽やか気持ちになる。
この映画は、合う人と合わない人がいると思う。俺は相性がいいのかもしれない。
76点(100点満点中)
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