August 19, 2006
「クラッシュ」91点。
Story
『ミリオンダラー・ベイビー』の脚本を手掛けたポール・ハギスの初監督作となる群像ドラマ。人種や階層の異なる人々がさまざまな形で衝突し、運命を狂わしていく。第78回アカデミー賞作品賞ほか3部門を受賞。PG-12作...(詳細こちら)
ただただ、傑作。
人間が交差する、人種が交差する、権力が、言葉が、そして愛が交差。
いや、交差というよりも交錯の方がタイトルには相応しいか。
資生堂 ピエヌ マキアージュ ウォータリー クラッシュアイズ #PK213
社会にはいろんな人がいて、いろんな考え方がある。立場が違えば、人種が違えば、一つの事実や現象に対して、胸にこみ上げる”モノ”は当然として違う。
だから、ぶつかり合い愛し合い笑いあう。
この映画は多くの登場人物が存在していながら、伝わってくるメッセージは一つでとても深いものがある。
いつも思うけど、日本という国はすぐにあらゆる物にレッテルを貼らないといけない、という風潮がある。
「この人はいいひと。この人は悪い人。君は勝ち組。お前は負け組」
といった具合に。
でも、この映画のように人間は複雑なもので、簡単に先入観やレッテルを与えて考えるなんて安易で危険。
この映画は、人間社会が持つ脆さと儚さと喜びを讃えていると思った。人間は深く、善人でもあり悪人でもある。その混沌が俯瞰してみれば、この世界だということがだんだん見えてくる。
この映画はそんなことも思わせてくれる。
秋の味覚〜。rakuten
愛する人から、信じられない言葉を聞いたときの衝撃は測り知れない。俺も何度かあるが思い出したくない記憶になってしまっている。
でも、それは忘れてはならないこと。
自分と心をより合わせて生きてきてくれた人だからこそ、与えてくれている言葉なんだ。測り知れない悲しみがあっても、それは忍んでいかなくてはいけない。
この映画でも、何度かそういう場面がある。特にラストのある男の母親の言葉は、心に深く刻まれるけれど、でも、それを受け入れて明日を見なくてはならない。
どんな悲しい事件や悲しい言葉とクラッシュしても、自分は立って歩いていかなくてはならない。
クラッシュすごく豪華な出演陣。
サンドラ・ブロック、ドン・チードル、マット・ディロン、ジェニファー・エスポジートなど。
全ての俳優が高いレベルで演じている。
個人的にドン・チードルとジェニファー・エスポジートに注目。ドン・チードルはこの映画で初めて。素晴らしい俳優だ。静かで確か。早く他の作品見ないと。
ジェニファー・エスポジートは他の作品でも気になっていた。この映画でも、冒頭から登場でアクセントをうまく付けている。素晴らしい。
心を深く切りつける部位分もあるけど、でもそれは他人事ではないし、目をそむけることではない。
人が人を恋しく思う心と、人を憎む心。そんな人間の愛しき部分を、素晴らしい俳優達と脚本で謳いあげた素晴らしい作品。映画の都、ハリウッドの底力を感じた。
間違いなく、人生にとって必要な映画だ。
91点(100点満点中)
ドン・チードル関連作品。
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この記事へのコメント
確かにそうですよね。この映画を見て改めて先入観の怖さや罪の重さを感じました。
『クラッシュ』は、アカデミー賞受賞ということで、どうして受賞できたのか、賞をとるには、それなりの理由があるのでは・・と思ってなんとなく観た映画ですが、観て良かった映画でした。
心を広く持つ事は難しいけど、でも大切なことなんですね。
どーもです┌|∵|┘
決め付けて考えることはすごく簡単かもしれないけど、いろんな大切なことを見落としてしまいそうですよね。
先入観って怖いです、ホント。
コメント、ありがとうございます!
>心を広く持つ事は難しいけど、でも大切なことなんですね。
この映画はその重要性をすごく考えている映画ですよね。
正しいことでも、やらなほうがいいことがあったり、嫌なことでもいわなきゃいけないこともある。
人間は複雑だけど、頑張ってるなぁって思いました。
いつもありがとうございます〜┌|∵|┘
>コレが現実やっと思わせてくれました。
そうですよね。差別や暴力のメカニズムにみたいなのが鮮やかに描かれてましたね。
アメリカ社会の姿だけど、日本でも通じるような光景でした。
>小林よしのりの作品のように、
小林よしのりの作品ってこんな感じなんですか?全然読んだことないんです〜。
ちょっとチェックしてみます、ありがとうございます┌|∵|┘
TBありがとうございました。
誰にでも先入観はあるし、置かれた局面によってその人物の良い面が出たり悪い面が出たりするんですよね。
そういうことが多くの登場人物すべてについて描かれていて、なおかつひとつにまとまっているところが上手いな〜と思いました。
さすがは作品賞の作品ですね。
コメント、ありがとうございます!
>誰にでも先入観はあるし、置かれた局面によってその人物の良い面が出たり悪い面が出たりするんですよね。
そうなんですよね。個人個人の事情で、出てくる感情が移り変わるところを見事に映像にしてましたよね。
>さすがは作品賞の作品ですね。
俺も強く思いましたね☆
ドン・チーチルだし、観るのいっぱい☆
ところで、
Blogタイトル変えた?
前からだったら、ごめんなさい!
ドン・チードルだし、観るのいっぱい☆
ところで、
Blogタイトル変えた?
前からだったら、ごめんなさい!
どーも☆
ドン・チードル、良かったですよ!
他の作品も見たいですー。
その通り!
タイトル、ちょっと変えました。
タイトルだけでは映画メインがわかんないので「映画のムコウ」を加えたのです!
さすが、アカデミー賞作品賞とるだけあるね。
人間の本質がちょっぴり見えました〜。
ほんと、すばらしい作品。
人間の本質がありのままに描かれているなと思いました。
いつ何時、ピンチが訪れるのか予想できないっすね。。。
いろいろ考えてしまいました。
ほんと心に響くいい映画ですね┌|∵|┘
時に悲しいことにもクラッシュしますけど、きっと
うれしいことにもクラッシュすると思うことにします。(大阪SKY)
コメント、ありがとうございます☆
>うれしいことにもクラッシュすると思うことにします。
そうっすね。俺も最近はそういうことを期待して、時間を過ごしている気がします。
この映画ちょっと暖かいからいいですよね☆




