October 15, 2006
「エリザベスタウン」75点。
分かりやすい下り坂のなかで、ブルームは見る見る表情を曇らせてその白い肌を悲しみと失望で色づけていく。

線が細いブルーム。その存在感を覆うようなおもむろに重なる悲しみ。この映画の彼ははまり役。悲しみの仲でもがいて、何かを掴んで、自分にこだわって、前を向くことの必要性に気づいていく。
この映画は、割とベタな感触のストーリーなんだけど、ブルームが演じることでリアリティが溢れてくる。不安は、身も心も萎縮させてしまう。
この映画は、男の映画。しかも情けない男の映画。なので、なんか女々しくて映画としてダラダラという印象がどうしてもしてしまう。ブルームはクヨクヨする姿で忠実に表現しているけど、それ以上の深みが出てこない。
秋のミネラルウォーター最前線!rakuten。
この映画に深みを作ったのは、オスカー女優のスーザン・サランドン。
クライマックスのダンスシーンで見せた、歳を重ねたものの余裕と亡き夫に対するキュートな愛情と澄み切った笑顔。
こんな素晴らしいシーンにで会ったのは久しぶりだ。ずっしり来るのに可愛い感覚のシーン。
やっぱりオスカー女優は、格が違うと思った。
女々しい感じで続いていた映画が、オスカー女優の一瞬の強烈で優しい表現でうまくまとまった。
悪くはないけど、ちょっと女々し過ぎたか!ブルーム!
78点(100点満点中)

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