June 09, 2007
怒らすと怖い、この男。「ザ・シューター/極大射程」。
ストイックな映画だから、カメラワークはすごく重要。いいですよ、その辺。
マーク・ウォールバーグっていう俳優は幅がある。
「ディパーテッド」の強烈な嫌味人間と、この役では正反対な印象を受ける。というか、冷静に考えればそこまで違う要素ばかりじゃないけど、「正反対」だと思わせる表現力の幅に驚嘆してしまう。
マーク・ウォールバーグ関連作品
愛国心をくすぐられ、狡猾な組織の悪人にまんまと罠にはめられる。しかし、そこからはじまる彼の復讐劇の苛烈さは、すんごい。過激にしたたかに、完璧なまでの計画とそれを確実にこなす肉体の強靭さ。その高いレベルの軍人の孤高の反撃が、まさにこの映画の全て。
極大射程〈下巻〉しかし、この映画は小説が原作だなって思わせてしまう部分がある。あまりにも一人の男の復讐心に固執している点がそうだ。
愛国心を冒頭に述べながらも、復讐心を満たすために罪なき下っ端の軍人たちも何人も爆風で飛ばされてしまう。慈悲ない描き方がちょっと鼻についてしまう。そんな極端な感じがどことなく小説という空間を意識させる。
マイケル・ペーニャがかなりいい味を出している。主人公とのコントラスト鮮やか。もっと映画に出て欲しい俳優の一人。
クライマックスの雪山での狙撃は圧巻。度肝を抜かれたわ。
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